銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

余録127 萬年筆奇譚 第6章 襲撃篇2節

すぐにタクシーを飛ばして、谷口の実家に急ぐ。

36歳の水男にしては、年老いた感じの母が、泣きはらした目で
駆けつけた山城に、何度も頭を下げ礼を言う。

秘書の長沢に、


「なにがあったんだ?」

「高速道路でトラックに挟まれた追突事故で・・・・・・」


その後、言葉なく泣き崩れる。


「交通事故なのか・・・・・」
「その割には綺麗な顔をしている」


綺麗にリーゼントにセットされた水男の顔を撫でながらつぶやく。

谷口の葬儀は、秘書課長沢が先頭に立ち手際よく進められる。
弔問客には、プロフィット社長、カスタム社長自ら参列していった。







プロフィット社に出社している、山城に長沢から電話が入る。


「社長がお呼びです」





社長室に通された山城は社長と対面する。


「谷口君は残念なことをした」
「交通事故とは・・・・・本人も無念だろうな」

「本当に無念でしょう」

「ご遺族に出来ることがあれば言ってくれ」

「かしこまりました」


言葉少なく、社長室を出る。

秘書の長沢が、「気を落とさないで」と肩を抱いてくる。


「君・・・・何か知っているね?」

「なんのことでしょう?」

「いや、悪かった。忘れてくれ」


そう言って廊下を歩く山城の厳しい目。
その背中を刺すように見つめる長沢。







フェラーリを買うと言っていた悦子だったが、
山城の希望により、アルファロメオ・ジュリアに決定。
もちろん赤だった。




最上位のクアドリフォリオ(Quadrifoglio)。

●エンジン:V型6気筒 2.9L+ツインターボ(フェラーリチューン)
●トランスミッション:ツインクラッチ / 6速マニュアル
●最高出力 / トルク:510ps / 61.2kgm
●駆動方式:FR(4WDも用意される予定)
●前後重量配分:50:50
●乾燥重量:1524kg
●パワー・ウェイト・レシオ:2.99
●最高速度:307km/h
●0-100km/h:3.9秒
●サスペンション:フロントは新開発ダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクサスペンション
●ブレーキシステム:アルミニウム/カーボンセラミック
●プロペラシャフト、ボンネット、ルーフ、シート(スパルコ製)にカーボン、
 ドア、エンジン、サスペンションなどにアルミニウムを採用し軽量化
●テクノロジー:アクティブエアロスプリッター、アクティブトルクベクタリング等
●D.N.A.システム:Dynamic、Natural、Advanced、Efficient、Racingの4つの走行モード



先日日本で正式販売がされたばかりのモデルだ。



フェラーリのようなスポーツタイプの車を希望していた
悦子は未だフェラーリに未練を残していた。

「なんか・・・・セミみたいな顔ね」

ジュリアのマスクをけなす。


山城は、M3と乗り比べてみたいと考えていた。





「谷口さんが亡くなったんですって」

「あぁ、いい男だった」


悦子は、パーティーの夜を思い出していた。








とある事務所に電話がなる。




「はい、センチュリー社です」

「私だ、オヤジは居るか?」

「若!あいにくオヤジ殿が不在で」

「そうか」


メールを確認するよう告げて、山城は電話を切った。



ボイスレコーダーのメモリーを送ること。
それを機を見てマスコミに公表すること。
町工場の下請けをセンチュリー社が面倒見ること。

が、細かく指示されている。





「誰に電話したの・・・・・?」

「ん?うちの事務所さ」

「事務所?会社のこと?」


そう言い終わらないうちに、大下悦子を陵辱し始めた。

怪訝そうな顔をしていた悦子も、山城の獰猛さに声を上げるしか出来なかった。


山城に完全に調教された悦子は、山城好みの女に仕上げられていた。
陰毛は綺麗に剃られてツルツルにされ、手錠と目隠しを施されて
自ら、足を開いて局部を開くまでになっていた。


山城は、そんな悦子にご褒美と称して、濡れきっていない局部を犯した。
同時に・小さな乳首に噛みつく。
痛みとも心地よさとも言えない快感が悦子を襲い、
そのうち、悦子は動けなくなった。

抜いても、山城のモノが入っていたとわかるように
ぱっくり口を開け閉じようとしない。



山城は、ベッドから起き出し、
たばこに火を付け、水男に思いをはせる。



「次はどう動くか・・・・」
















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  1. 2017/12/18(月) 00:00:00|
  2. 余録
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トラベラーズノート 2018年

トラベラーズノート 2018ダイアリー【9月14日発売】



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9月14日、いよいよトラベラーズノート2018ダイアリーがトラベラーズファクトリーにも登場します。

2018年のテーマは、トラベラーズトレインです。

ダイアリーに付属のシールやガイドは、トラベラーズトレインをレイアウトしました。
さらに、表紙をカスタマイズしたり、インデックスやスケジュールシール、
ポケットシールなどがセットされたダイアリーカスタマイズシールも
トラベラーズトレインの車体や汽車にまつわるモチーフをもとにデザイン。
そしてもちろん、トラベラーズノート専用下敷きの2018バージョンも登場します。



また、2018年ダイアリー(カバー付)の名入れサービスの受付も発売とあわせてスタートします。

ご好評のトラベラーズファクトリーオリジナルのマークとあわせて
イニシャルなどを入れたオリジナルのトラベラーズノートとともに2018年の旅を始めてみるのもおすすめです。



列車が次の駅に到着するように、また、新しい1年がやってきます。

車窓からの風景は、毎日見慣れた場所を巡っているようにも見えるし、
はじめて見る景色のようにも見えます。時には、
想像すらしていなかった場所を走るかもしれません。


トラベラーズステーションから不定期に出発する寝台夜行列車、
トラベラーズトレインに乗車するように、2018年を旅してみてはいかがでしょうか。

行き先は、まだ誰も訪れたことがない未来です。

皆様、ご乗車ください。まもなくトラベラーズトレインが発車します。



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*TRAVELER'S TIMES Vol. 12 配布スタート!

TRAVELER'S TIMESは、トラベラーズノートが年に一度だけ発行するフリーペーパーです。最新号となる12号のテーマは、「Craftsmanship」。原点に立ち返りトラベラーズカンパニーがものづくりをする上で大切なことを綴っています。さらに連載「How Do You Use TRAVELER'S notebook?」などの読み物も掲載しています。トラベラーズファクトリー各店にて9月14日より無料で配布します。ぜひ手にとってご覧ください。


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ダイアリー発売日・TRAVELER'S TIMES Vol.12 配布スタート

*トラベラーズファクトリー中目黒・エアポート 9月14日(木)より

*トラベラーズファクトリーオンラインショップ 9月14日(木)11時頃より

オンラインショップでは、同日よりご注文いただいた全員にTRAVELER'S TIMES Vol.12をプレゼントいたします。あわせて、ダイアリー関連商品の送料無料キャンペーン(一部除外商品あり)を実施します。

10月31日(火)までにダイアリー関連商品をご注文いただいた方は、注文金額に関わらず、送料無料でご発送します。

(TRAVELER'S TIMESはたくさんの枚数をご用意してますが、なくなり次第終了となります)




ブログを始めてから、10年。
再来年には年号が変わり、
その翌年は東京五輪。

また、来年のブログ記事計画は、
トラベラーズノートだ。





トラベラーズノートはこちらで。


















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  2. 手帳(トラベラーズノート)
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ステッドラー 925 15

STAEDLER 製図用シャープペンシル925 15 n20171110-01_kv


ステッドラーは建築士やデザイナー、美術家、美術学生から
絶大な人気を集めるドイツの老舗総合文具メーカー。

鉛筆に並んで愛用者が多い製図用シャープペンシルに、
新モデルが登場した。

製図用シャープペンシルの新しいシリーズは、2009年発売の925 65モデル以来となる。


ステッドラー 925 65


このジャンルのスタンダードな仕様である、
4㎜のロングスリーブ(口金パイプの長さ)や硬度表示窓を装備しつつ、
デザイン性や使い心地を向上しているのが特徴。

マットブラックの細身ボディに、グリップにはエラストマーを採用して
グリップ感の良さを追求。クリップ部にはマルスヘッドを刻印している。


またノックパーツの線幅表示の横には小さな穴が開けられ、
ベンチレーション=子どもが誤飲してしまった際の一時的な気道確保のための配慮がされている。
洗練されたブラック軸に機能性が融合した製図用シャープペンシルだ。


製図用シャープペンシル925 15
4線種(0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm)・500円+税


スパルタンでカッコイイ。
0.3mm買ってみようかな?




【メール便可】 ステッドラー 製図用シャープペンシル 925シリーズ 925 15 (0.3mm/0.5mm/0.7mm/0.9mmから選択) 【STAEDTLER】【建築士】【製図用筆記具】【デザイ

価格:540円
(2017/11/13 15:09時点)
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  1. 2017/12/04(月) 00:00:00|
  2. ペン(ペンシル)
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余録126 萬年筆奇譚 第6章 襲撃篇1節

出張二日目、つい先ほどまで白山に調教を受けた鵜飼は身動きが取れず、
カスタム社秘書課に、法事で休むと嘘の電話を掛けベッドから動かなかった。

サディスティックな女がさらに上を行くサディスティックに
調教される姿はマニアにはたまらないだろう。



山城は、代官山ホテルから、タクシーで渋谷カスタム社を目指す。
エントランスを歩いていると、大下悦子が駆け寄ってきた。


「おはようございます」

「悦子君、おはよう、あれ?英子君は?」

「昨日の秘書さんでビビッちゃって。今日は休んでいます」

「あらあら、すまなかったね」

「いいえ。こうして一人で山城さんとお話が出来ますもの」
「秘書さんのお陰ですわ」

「いつもこんなに早く出社しているの?」

「分かっているくせに~待っていたんですよ」

「そうなの?お待たせ」


大きく口を開け豪快に笑って言うと、
悦子は股間を押さえそうになる。


「今日は遅くなりそうですか?」

「いや、明日が最終だから、今日は早いと思うよ」

「あの・・・・今夜お付き合いください」

「かまわないよ。ご飯をご馳走しようか」

「ほんとうですか?私が先約です!」

「じゃ、夕方」



18時頃、ほぼ定時で仕事を切り上げて、エントランスを歩く。
社員を見送って振り返ると、すでに私服に着替えた悦子が待っていた。


「待たせたかな?ゴメンね」

「いいえ美味しいお寿司のお店を予約しました」

「寿司をつまむのも久しぶりだ。案内しておくれ」


エキゾチックでプライドが高そうな悦子は伏せ目勝ちに
頬を赤らめると、これも予約して待たせておいたタクシーに乗り込む。


「山城さん、怒らないで聞いてくださいね」

「ん?なんだい?」

「先日のパーティーの後、色々な男性を試してみたんです」
「でも、みんな満足できなくて」


そう言うと、山城の手を握り股間に誘う。
悦子はストッキングの上からわかるくらいに濡れていた。


悦子は、奥渋谷界隈の隠れ家的な寿司屋に山城を連れて行く。
山城は日本酒を、悦子はワインを飲んで寿司をつまむ。

山城が会計を済ませると、悦子はタクシーを捕まえていた。


「山城さんの好きなところに連れて行ってください」


一瞬考えて、自宅に連れて行くことにした。






「うわぁ~可愛いおうちですね」

「君たち金持ちからすると可愛い家なんだろうな」

「そういう意味ではなく、趣味の良い家ですね」

「ありがとう」


ガレージに目を留める。


「どんな車が停まっているんですか?」


そういえば、カスタム社に出勤する白山は自転車だった。
リモコンでシャッターを開けると、メルセデス、BMW、ポルシェの尻が見えた。


「5台?4台?位のスペースですね」

「あぁ、一応5台駐車が可能かな」

「ふぅん、もう1台増えても邪魔にはなりませんよね」

「どういうこと?」

「週末ディーラーに行って車を買いましょう」

「は?」

「みんな独車ですね。他国の車は如何?」

「じゃ、ベッドの中で好きな車の話をしようか」


悦子はまた股間を押さえて、山城の後をついていく。





「ねぇ、フェラーリなんてどう?」


ベッドに入ってから3時間後。
ラークに火を付けながら悦子は言う。


「高級だね~」

「あなたに似合いそうよ。赤が良いかしら?」

「成金っぽくないか?」

「そう?」

「あなたはとてもお金のかかる男」
「でも、お金で解決できるくらいならどうでも良いわ」

「私を乗せるためだけの車をプレゼントするわ」

「ほう、俺は君のアクセサリーか?」

「そういう意味ではないわ。気を悪くしないで」


プライドの高い女の顔が困り果てている。
エキゾチックな美人の困った顔は山城の好みだ。


「どうせ、君のような金持ちからすると僕はバッグみたいなものなんだろうね」

「お願い。そういう意味で言ったんじゃないのよ許して」


それから、絶頂前に「抜くよ」と言って、悦子に恥ずかしい言葉を言わせた。
悦子は、恥ずかしい言葉を言わされている自分が可愛くて仕方ないように、
いじめられる自分を楽しんでいる。

エキゾチックでプライドの高そうな女をボロボロに容赦なく扱い虐めにいじめ抜く。



結局一晩中、悦子を寝かせることなく、奴隷のように扱う。


「やっぱり、コレでないと満足できない」


と、うわごとのようにつぶやき何度も絶頂を迎えた。


翌朝、タクシーを呼んで一足先に出社させる。
ブラックコーヒーをカップに注いで、舌を焦がしながら新聞を眺める。

カスタム社、プロフィット社の株価は少し値を上げていた。

さあ、いつ暴落させてやろうかと、山城は不敵に笑う。




カスタムに赴いてみると、悦子は首筋の
キスマークを名取に見せつけるように大きくブラウスのボタンを開けていた。

これには、さすがの山城も口閉した。



秘書の鵜飼も出勤していたが、山城を見る目は女だった。
愛くるしく見つめながらも、どこか浮気したら許さないと嫉妬の炎が瞳の奥から見える。


「女って面倒くさい」


そう吐き捨てるようにつぶやくと、最終日の仕事に取りかかった。





まもなく仕事も終わる頃、携帯電話が山城に入る。

プロフィット本社 秘書課の長沢からだった。


「谷口水男君が亡くなりました」













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  1. 2017/11/27(月) 00:00:00|
  2. 余録
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プロフィール

銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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