銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

余禄98 がんの練習帳

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『がんの練習帳』=中川恵一・著

毎日新聞 2011年04月24日 東京朝刊


 (新潮新書・735円)



週刊新潮で連載されていたものに若干の手を加えての新書だ。



日本人の2人に1人が経験する「がん」。
だが、多くの人は、がんのことをよく知らない。

「がんと告知されたら」「治療に迷ったら」「転移したら」「最期の時間の過ごし方は」など、
場面ごとの予行演習ができる「がんのハウツー本」だ。


がんと告知されたら、頭が真っ白になる。
そのとき、医師の話をメモしておけば、後で冷静になってから考えることができる。
治療法に迷ったらセカンドオピニオンを求め、副作用についても聞く。

「余命」はあくまでも平均値だから、個人差が大きい。
そんな治療のノウハウ、職場復帰の注意点、治療費の払い方などを、物語仕立てで説いていく。




昨年10月2日に41歳という若さで逝去した、流通ジャーナリストの金子哲雄氏。
突然の訃報に驚いた人も多かったが、
生前に葬儀から墓の手配までを済ませていたことでも大きな話題を呼んだ。

発売された著書『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』(金子哲雄/小学館)には、
彼がどんな思いで余命宣告を受け止めたのかをはじめ、
どのように“死の準備”に取りかかることにしたのかが綴られている。



このように、余命宣告を受けて準備を始めるケースもあるが、
いまは元気なうちに“終活”を始める人も数多い。


『エンディングノートのすすめ』(本田桂子/講談社)によれば、
遺産相続や葬儀への希望をまとめ、家族やまわりの人たちに伝えるための書面
「エンディングノート」の利用者は、じつは40代・50代の人も多いらしい。

本書は、エンディングノートのつくり方から、利用者がどのような思いで
エンディングノートを書くことにしたかなどの体験談までが掲載されているので、
入門書にもうってつけだ。


また、いま増えている“おひとりさま”にとって心強い1冊が、
『おひとりさまの幸せな死に方』(月山きらら/長崎出版)。

本書は「おひとりさまは、親を看取り、見送る側にもなる。
さらには自分の終焉も考えなければならない」と指摘しているが、
たしかに独身者に限らず、ひとり親や核家族にとっても“安心して死ぬ”ための
環境づくりは必須といえよう。



昨年の流行語大賞にもノミネートされた、「終活」。







私は今年(あと数日)で50歳を迎える。
50歳はとてもなりたかった年齢だ。
もちろん若いに越したことはないのだが、

父が42歳で亡くなっており、自分が42歳を超えることは
何か不思議な感じがして、また40代という年齢があまり好きではなかった。
これであの世に行くと、年下の父が迎えてくれると思うと・・・・
笑えてくる。


そうして亡くなったあとは、我が身は「献体」として使って欲しい。
医療に携わって生きて、医療で給料をいただいて生活してきたので、
最後は医療に恩返しをしたいと思っている。



別に死の宣告を受けたからと言って特別何もしない。
急に慌てて旅行とか・・・・
いつものように起きて、万年筆にインクを入れて、
いつもの手帳に字を書いて、手入れして、
手帳を綺麗な布で拭いて。


生まれてきて、生きて(生かされて)、そして死ぬ。
自然なのだ。

だから顔や手にできたシワ。白髪の頭。
老眼になった眼。全てが自然で愛おしい。それでいいのだ。



自分の人生の幕引き・・・・
自分らしく。




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  1. 2013/03/11(月) 00:00:00|
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銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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