銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

余禄85 トヨタとメルセデス

販売台数に対する「不具合件数」の比率が高い自動車は、メルセデスベンツ。
結果的にリコールにつながったクレーム(不具合情報)が、どの程度の比率で発生するのかを調べたところ、
過去3年間の合計値では、メルセデスベンツが計2,597件、同時期の販売台数に対する比率は1.85%でトップだった。

2位は三菱ふそうが1.79%(3,693件)と、僅差で続いた。
トヨタは、昨年7月にクレーム件数の過少申告(=クレーム隠し)を自ら告白するなど
届出件数に虚偽があるため、件数で4位、発生率20位にとどまった。


クレーム件数、2位はホンダ、3位はダイムラー・クライスラー(DC)、トヨタ自動車は4位だった。
三菱ふそうはDCの子会社であり、この2社で全体の約33%も占めることになる。
となると、そもそも他社が正直にクレームを記録し、申告しているのかが、きわめて怪しくなる。



もっとも怪しいのがトヨタだ。
実際、2004年10月26日にリコールを届け出た際、国内で起きた部品の破損は2000年から2004年の計11件だった、
と国交省に報告した。したがって、このデータベース上も、そうなっている。

しかし、トヨタが2006年7月20日に国交省に提出した報告書では、
実は2004年10月までに、82件(国内46件+国外36件)の不具合情報があったことを明らかにしたのだ。


本件は新聞報道もされている(以下、朝日新聞2006年7月21日朝刊より)。

 04年10月のリコールの際、品質保証部は販売会社などから届く「市場技術速報」を基に
 11件の不具合があると同省に説明した。
 同社の速報の保存期限は5年なので、96年以前に寄せられた5件の市場技術速報はこれらに含まれていない。
 このほか、サービス部門には保証期間内の修理情報が13件、
 お客さま相談センターには00年以降の利用者からの情報が15件あった。
 国外のものを含めた不具合情報は82件にのぼっていた。

 これらの情報でリコールの検討材料になったのは一部だけで、
 国交省は情報共有の取り組みに改善点があるとみている。

 これに対し、同社の瀧本正民副社長は、国交省に報告した後の記者会見で
 「リコールの判断は件数で決めるのではない」と何度も繰り返した。
 だが、「参考情報」の調査や検証が十分だったのかについては「まさにそこが捜査の争点」と言葉を濁した。

 熊本県警幹部はこの日の動きを「トヨタと国交省の間の話。うちは本件を固めるだけ」と淡々と見守った。

なお、どのような圧力が働いたかは不明だが、本件は2007年7月、不起訴処分となっている。


つまりトヨタは、この件のリコールに関してだけでも、71件も隠していたことになる。
情報共有の取り組みに問題があることが明確になった以上、他の数字も間違いなく嘘とみてよい。
つまり、実はクレーム件数でもトヨタはトップである可能性が高い。
このトヨタの嘘を受け、普段はトヨタ側につく国交省でさえ翌21日、
情報の共有や保管期間の延長などについての業務改善指示を出した。


この件は、トヨタハイラックス4WD、トヨタハイラックスサーフワゴン、
トヨタハイラックスサーフの3車種で、対象は330,496台にものぼる。

かじ取り装置のリレーロッド強度が不足しているため、
ハンドルの据え切り操作等を頻繁に続けると亀裂が生じ、亀裂が進行し、最悪の場合、
リレーロッドが折損し操舵ができなくなるおそれがあるというものだった。

そもそも、販売台数やリコール件数と比べて、トヨタの不具合件数は、ありえないほどに不釣合いに少ない。
リコール台数も販売台数もダントツ1位であるにもかかわらず、
販売台数に対する不具合件数比率は0.04%と、ほとんどゼロに近いことになっている。
まさにクレーム隠しがなせる業だ。


トヨタのような悪質なクレーム隠しはあるにせよ、虚偽申告はないという前提に立って、詳しくみてみよう。

当然、販売台数が多いほどクレームも増えるため、販売台数との比率でみなければ意味がない。
販売台数は、
国内メーカーについては、 日本自動車販売協会連合会 が、
輸入車については、 JAIA(日本自動車輸入組合)輸入車新車販売台数速報 を採用する。


輸入車の販売台数のほうはブランド別の数字になっているため、
ブランド別に分解した。たとえばダイムラークライスラーは、
「ダイムラーベンツ」と「クライスラー」に分解し、リコール台数のほうも同様にブランドで分解した。


クレーム件数を販売台数で割ると、
「ある車を買った場合、リコールにつながるクレームにどのくらいの確率で遭遇するのか」
という消費者にとってのリスクが出てくることになる。



マイ・ニュースjapan記事から。



こうしたコンプライアンス意識の低さは、重大な事故を招きかねない。
昔のトヨタはそうじゃなかったんだけどなぁ~


おまけに日本車がエコ化やハイブリッド化に懸命になる代わりに、
質感はキープどころか逆にチープ化してる。
それに比べ、最近のドイツ車のクオリティアップは凄い。
販売(だけよ)世界ナンバーワンの“トヨタ越え”を目論むVWはもちろん、
BMWもポルシェも例外なく製品クオリティを高めている。


また、小排気量のエンジンに過給器を付け高回転、高出力に傾いている。
この手のエンジン。かつての日本車のお家芸のようなものだった。

我が国の車の歴史にも普通車に過給器というのが存在したが、
ホンダのVTEC開発以降徐々に姿を消す。
過給器無しで高出力をたたき出すエンジンづくりに舵が切られたからだ。

これが良いとか悪いとかではない。
むしろ大いに賛同している。


ただ、何でも流行のように、エコだの環境性能だの言った者勝ちじゃないのだよ。
エコ化やリサイクル化と同時に質感までダウンすると「やっぱり…」と思ってしまう。
欧州や北米、日本のようなユーザーは必要以上に質感やコストに対する感覚が鋭いのだ。

まして重いバッテリーを搭載するハイブリッドは、車重がかさみ一定速度での巡航になると
燃費は極端に悪くなる。
マツダのスカイアクティブの方が小型車の理に適っているとは思うが。

このハイブリッド車、携帯電話同様「日本のガラパゴス」にならなければ良いが。


新型メルセデス・ベンツCクラスは、マイナーチェンジで「2000箇所」とも言われる
ポイントを改良して見せた。
フルモデルチェンジではないのだ、マイナーチェンジなのだ。


これをトヨタ関係者にぶつけると、
「2000も改良しなければいけない所があったんだ」と
ホッペタをつねってやりたくなるくらい憎々しい顔で言うに違いない。


トヨタ(レクサス含む)がメルセデスに販売台数で勝っていても、
ブランドロイヤリティが及ばないのは、もの造りに対する情熱で遠く及ばないからだ。


私の中でトヨタというのは、まともにエンジン一つ造れない会社なのだ。
偉そうにF1に参戦しいても、古くからYAMAHAの造ったエンジンを使っている。
だから、クルマ屋ではなく、組み立て屋なのだ。

過去にOHCモデルに強引にカムを載せた、「ハイメカツインカム」とか言う
ふざけたなんちゃってエンジンを発表したこともある。

性能は大したことが無いくせに派手な演出は上手。


トヨタを嫌ってはいない(この文面はどうしても嫌っているとしか言いようがない)が、
トヨタ車に乗ろうとは思わない。



ホンダもハイブリッド化へ舵を大きく切ったが、
もうスポーツマインドは残っていないのか?

確かにホンダのハイブリッドはエンジンが主役のもので、
プリウスとは全く異なるのだが・・・・・

そのうち、S2000やNSXを復活させて、それをハイブリッド車に仕上げようものなら、
ホンダ車の不買運動をするからな!

ビートは復活させるとか・・・・
シビックをいとも簡単に国内廃止にした上にレジェンドも廃止とか・・・・・

BMWの精密で緻密な直6。アルファロメオの官能的なV6。
そしてモーターのようにストレスフリーで立ち上がるホンダの4気筒。
世界に誇れるエンジン屋なのに。

BMWのある幹部がこうつぶやいた。
「エンジンを造る企業で我がBMWに脅威なのは、フェラーリとホンダだ」
だったんだけどね~




今乗っているホンダ車に寿命が来たら・・・・
もうホンダとも決別しなければいけない時かもしれない。




いかん、本題からどんどん逸れて行ってしまう。
おあとがよろしいようで。




いつもありがとうございます。
あなたのクリックが、更新のはげみになります。




  1. 2011/10/03(月) 00:00:00|
  2. 余録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<BREE システム手帳(30mmリング):第3章(6ヶ月後) | ホーム | LAMY 2000 4pen: 第8章(6周年)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://bunguinari.blog87.fc2.com/tb.php/762-5254af7f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

カテゴリー

ブログ内検索

フリーエリア

                                                                                                                                  ----- キリトリ ------                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        ----- キリトリ ------

最近の記事

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


無料カウンター