銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

コニカ エレクトロン:第2章

「ねえ~、この奥にあるのは何?」
2階からカミさんの声がする。

階段を駆け上がるとクローゼットの上の棚に背伸びをして
腕をめいっぱい伸ばしている。
私とカミさんの身長差が27cm・・・その紙袋をヒョイとつかんで下に下ろす。


「あ~こんな所に仕舞い込んでいたんだ」
「なんなの?」
「これは、古いカメラだ」
「まだ動くの?」
「どうだろうなぁ~わからない」

紙袋の中にさらに布袋に入れて保管していた。
それら袋から取り出すと、黒い革ケースがでてくる。
カビや埃も一切ない。

臭いをかぐとほんのりと革の香りがする。


「ほれ」
かみさんに手渡す。


コニカ エレクトロン (5) コニカ エレクトロン (7) コニカ エレクトロン (6)


「重いね~」
「当時の金属カメラという感じの重さだろ」
「昔、実家にも良いのがあったわ」


「当時は高価だったからな」
「だから写真の値打ちがあったのかも」
「今はデジタルでポン!だからな」


カメラを持って、リビングに降りて
テーブルの上に置いてみる。
革カバーを外して、本体を出してみる。

気になっていたシボのカメラの化粧革は、
ヒビや剥がれ浮き上がりもなく当時の美しい姿そのままだった。


レンズキャップを外してフィルムレバーを巻いてみる
そしてシャッターを切る。
一連の動作での感触と音は当時のまま。(記憶が確かなら)


バッテリーは、もうダメだ。チェックボタンを押しても針はピクリとも動かない。


コニカ エレクトロン (12) コニカ エレクトロン (13)



私自身、カメラの知識が乏しいので、ここから引用させて頂きました。

最先端のローテク!コニカ エレクトロン(KONICA ELECTRON)
http://atomu2010.blog118.fc2.com/blog-entry-342.html


ファインダーに特長があり、コニカ独自の「生きているファインダー」が搭載されている。
通常のファインダーでは、ブライトフレームの大きさ(面積)は一定で、ピントによって、
ブライトフレームが動いてパララックスを補正。
「生きているファインダー」では、ブライトフレームの画角(面積)までもコントロールするらしい。

レンズの上部には2つの受光素子が見える。
1つは通常の自然光撮影用、
もう1つは、専用ストロボ(カコストロボ5)を使用した時に、
カメラ側からストロボをコントロールし調光するためのもす。
なにかの本で読みましたが、当時のアナログ電子回路の技術で、
このストロボ調光方式を実現するのには大変な苦労があったそう。

もちろん、世界初の技術(発売当時)であったことは、言うまでもありません。
当時の技術者の方々のご苦労には、頭が下がります。


コニカ エレクトロン (8) コニカ エレクトロン (11) コニカ エレクトロン (15)



どうやら凄いカメラだったらしい。
当時の父の給料はそんなに多くなかっただろうに、
高価なカメラを奢ったのだなあ。


今度、フィルムを買ってこようかな。バッテリーもだ。
それより・・・・動くのか?


http://www.kenko-tokina.co.jp/konicaminolta/history/konica/1960/1969.html

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  1. 2011/09/01(木) 00:00:00|
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銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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