銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

モンブラン ペンケース 2本用

漆黒の上品な艶がある表皮。
丁寧で立体的に縫い上げられ、偏りや歪みは全くなく、
連続的な曲線を描き「剛刀」を納めてなお余裕ある深い懐。

本体下部には小さく取り付けられたホワイトスターのバッジ。
裏にはMONTBLANCのエンボス。

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真っ黒に小さな白とシンプルな配色はともすれば、
様々なステーショナリーの中に埋没してしまいそうである。


なのに・・・・凛とした気品とモンブランの持つ独特の雰囲気とプライドを感じさせ、
見る者に一瞬で理解させる存在感とオーラを放っている。
ペンがペンならそれを収めるケースも一歩も引けを取らない。

これが、モンブランのペンケースから感じ取った印象であった。

現在、パーカーのペンラップに偏見で1軍登録した万年筆とボールペンを納めている。
くるくると革紐で縛られたラップは軽快でカジュアルなイメージが好きなのだが、
「剛刀の胴太貫」には、それに合った「鞘」が必要なのでは?と思わせる。

ショーケースに収められる彼を見た時に、私の気の強い才女の居場所として認識した。
「いつか彼女たちに彼を引き合わせたい」と、思うようになった。
こうなれば、見合い写真を手に仲人をして歩く世話好きのおばさんのような心境だ。

モンブランのペンケースには1本入りから3本入りまで3種類リリースされている。
私は、3人のイケメンの中から琴線に触れる2本入りの彼を選んだ。

MONTBLANC ペンケース MONTBLANC ペンケース (1)

そして彼は私の元へやってきた。
マイスターシュテュックの血統のブラック・プレシャスレジンと同じく、
深く混ざらない黒。
南ドイツ産フルグレイン カーフスキン、クロムとタンニンの混合なめし加工は、
日の光の下でも青みや赤みがなく可視光を全て吸収する。
素手で持つことすら躊躇われてしまう美しい佇まい。

MONTBLANC ペンケース (2) MONTBLANC ペンケース (7)



ベルトに通されているベロを引き、ペンを納める口をのぞき込むと、
2本のペンがそれぞれ干渉しないように仕切りが設けられ、
ペンを納めたクリップの膨らみ部分が浅い溝にフィットするようになっている。

MONTBLANC ペンケース (3) MONTBLANC ペンケース (4)

マイスターシュテュックの149と146を納めても、
平気な顔をしている彼は、

MONTBLANC ペンケース (5) MONTBLANC ペンケース (6) MONTBLANC ペンケース (8)

シックなスーツを身にまとい、見た目には線の細いスマートな印象なのだが、
上着を脱ぎYシャツになると必要にして鍛えられた筋肉が浮かび上がる。
しかしその強靱な筋肉は決してマッチョのような下品さを一切持たず、
柔らかくてしなやかで、エレガントささえ醸し出している。

例えるなら、大藪春彦著「汚れた英雄」の主人公である「北野晶夫」のようだ。
2本入りの彼をチョイスしたのは正解だった。

マイスターシュテュックは、万年筆とボールペンを合わせて3本持っているので、
その時々に応じて収納させるようにしたい。
(機能を考えると3本入りなのだろうが2本入りのスタイルに機能性は置いてきぼりとなった)

ペンケースに限らず、革製品というのはエージングも味のうちという
考え方を私は持っているのだが、彼に関しては、エージングが怖い・・・・・・
彼は誇り高い侍のようなのだ・・・・・って、オイ!使えねぇじゃないか。




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  1. 2011/01/13(木) 00:00:00|
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銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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