銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

余禄76 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

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『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』=岩崎夏海・著


(ダイヤモンド社・1680円)



流行っているらしい。


題名そのまんまの、小説。
女子マネジャーが経営学の泰斗の主著に助けられ、弱小チームを甲子園に導く。
小説の体裁ではあるが、感情移入はしにくい文体だ。が、それはもちろん本質ではない。

ここに出てくる、ドラッカーというのはご存じの通り、ピーター・ドラッカーのことだ。

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(Peter Ferdinand Drucker、1909年11月19日 - 2005年11月11日)はオーストリア生まれの経営学者・社会学者である。
なお著書『すでに起こった未来』(原題"The Ecological Vision")では、
みずからを生物環境を研究する自然生態学者とは異なり人間によってつくられた人間環境に関心を持つ
「社会生態学者」と規定している。
ベニントン大学、ニューヨーク大学教授を経て2003年までカリフォルニア州クレアモント大学院教授を歴任。
「現代経営学」あるいは「マネジメント」(management)の発明者と呼ばれる。
叔父に公法学者・国際法学者のハンス・ケルゼンがいる。

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私も氏のマネージメントに関する書物は目を通した(通したのであって熟読したのではない)が、
なかなか難しく解釈の違いが理解度に影響するときもあった。



美少女アニメっぽい表紙や、タイトル。やや抵抗があるかも。
(ガンダムやエヴァンゲリオンなら良かったという意味でもない)


自分のポジションである『マネージャー』の役割を深く知るために
本屋の店員に『マネジメント』に関しての良書を尋ねる。

勘違いした店員は不朽の名著であるP・F・ドラッカーの『マネジメント』をおすすめした。
みなみは、その日から『マネジメント』をバイブルに、
野球部という『組織』の改革に取り組んでいく。


パロディーのようでいて、実は大まじめ。
何であれ組織論は応用が利く。


組織において人の役割を充分認識した上で、人をいかに使うか。


野球部においては、守備の得意な選手、走塁の得意な選手をいち早く見いだし、
その選手をリーダーとして指導させる。
またいくつかのグループに分けて相互にライバル心を持たせて競争させる。

そうして切磋琢磨した選手達の士気は上がり、レベルが向上していくというもの。


結局、常識的なことしか言っていない。
しかし、ドラッカーというマネージメントの発明者を持ってきて、
非営利的な身近な野球部という組織をコラボさせたところに著者のセンスを感じる。



余談ではあるが、登場人物の何人かは、
著者がプロデュースにかかわったアイドルグループ「AKB48」のメンバーがモデルとのこと。





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  1. 2010/06/14(月) 00:00:00|
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Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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