銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

モンブラン マイスターシュテュック 14918K :第7章 縁(えにし)篇

1970年後半から1980年前半に製造された、いわゆる「開高健モデル」は、
現行の弾性の高い、使用する者に「どうだ!」と挑んでくる感覚のペン先ではなく
しっとりとした柔らかいペン先で、やや方向性を異にするモデルと聞いている。


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私の性格上、現行モデルが合っていそうではある。
また、証明するわけではないが、愛用のモンブラン マイスターシュテュック 149は
私を虜にするにさほどの時間を要しなかった。
ペンケースから出すと、「大きく太い」と思わせるボディーも、
筆記になるとその大きさを意識しなくなる。それでいて疲れにくい絶妙なサイズであり、
私にとってはまさに名機である。


「万年筆というのは何十年と同棲してそのあげく
ようやくなじみあえる器物なのだから、
そうであるなら、ちょっと夫婦関係に似たところがあり、
そうであるなら、夫婦関係は50歳をすぎたら
おたがい慈悲で接しあえるようになるという話があるくらいなのだから、
歳月の錬磨に待つしかありますまい」

これは、氏の言葉である。


しかし、氏の愛してやまなかったモデルを一度で良いから使ってみたい。
結論から言うとミーハーである。(恥)



休日を利用してペン屋さんを訪問し情報を収集してみる。
聞くに、コンディションの良いモデルは少ないらしい。
また、現行のボディーに14Cのペン先を移植したハイブリッドと言われる物や、
キャップだけ現行と言った物も多く出回っているらしい。

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1970年後半から1980年前半というアンティークと言うには若い(ビンテージか)が、
やはり古い物なので、定期的にメンテナンスをしていない事でフローが悪い。
買ってもすぐに修理が必要になるかも知れないとも言う。
ここら辺は古い車と同じなのだろう。

また、「現行で満足しているのであれば、そのモデルを大切に使う方が良いのでは?」と、諭される。
確かに、古い149を知る人にしてみれば、現行のモデルを嘆く方もいるだろう。
しかし、現行の硬いペン先が合っているのであれば、無理をする必要はないのである。


店:「149も良いが146もなかなかだよ」
私:「146は149の弟分でしょ149を持っているのにわざわざ146を持つ意味が分からない」
店:「いえいえ、全くの別物ですよ」
私:「ん~そう言うものなのかなぁ~」

私:「縁があったら使ってみても良いかもね」
店:「お急ぎでなかったら149は網を広げておきますよ」
半ば社交辞令・・・・
私:「そうですね、その時は教えてください」



開高健モデル・・・・

あまり期待しない方が良さそうだ。

私と縁があれば、時が来れば・・・・機が熟せば・・・・
私の右手を指名してくれるかも知れない。

その時を待ってみるのも楽しい文具人生か。


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  1. 2010/07/15(木) 00:00:00|
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銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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