銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

余禄65 消えたアラル海 :第2章

単位面積あたりの収穫量の極めて大きな「小麦」を
貧しい農民に使用させ飢餓を救った。これが「緑の革命」だ。

この時考えられなかったことは何か・・・・・・
この「すぐれた」小麦の新品種は多量の水を消費する。と言うことだ。
ゆえに、従来以上に灌漑用水を必要とするのである。

また、それは水の消費量が増えただけではない。
乾燥地に灌漑用水を引けばかなりの水が蒸発する。
例え淡水であってもわずかながらも塩分を含んでいる。
その塩分は水が蒸発した後も地面に残る。
海水が塩辛いのは多年の間にその塩分が「煮詰まった」からである。

小麦の新品種の開発は福音だったがその福音は別な厄介をもたらした。
生物の作るシステムについて「新技術」の導入くらい怪しいものはない。
バイオ燃料の推進論に私は懐疑的である。人間はそれほど知恵のある動物ではない。

世界地図に載っていた「アラル海」はほとんど消えかけている。
わずか数十年前には活発に漁業が行われていたとは信じられない。
テレビの画面でその状況を見たことのある人も多いであろう。

むろんその代わりに得たものがある。
それは「綿花」である。

アナタが着ている衣類にも「消えた」アラル海の数滴が含まれているかも知れない。

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  1. 2008/11/17(月) 00:00:00|
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銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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