銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

余禄49 となりの達人 :第4章 (21世紀の伊能忠敬篇)

(新聞コラムからの抜粋)

大手地図メーカー、ゼンリンで働く全国約28万人の調査員は同じ格好をしている。

「最近は怪しまれることが多くて」不審者に間違えられないための対策だが、
30年以上1軒1軒訪ねて地図情報を集めてきた小川隆一郎さん(59)は世の中の変化が少し寂しい。
調査員が警察に通報されることも珍しくない。

住宅では犬にほえられ、、山中では鹿やサルに遭遇する。
予期せぬトラブルや困難は日常茶飯事だが、「決してあわてず解決の手段を考えるにつきる」
北海道根室市の調査では、吹雪に遭い方向感覚を失ったが、磁石やわずかな民家の
位置関係を頼りに元の場所に戻った。
冷静な判断が解決、自信につながり、自信が冷静さをもたらす。

これまで24都道府県を歩いた。
ほとんど無人の地域もある。だが、「不要な地図は1つとしてありません」と、きっぱり言う。
カーナビ等に使用される電子地図の売上高が伝統的な住宅地図を上回る。
紙の地図なら人が住んでいない地域の情報は要らないが、
カーナビは人が住んでいる地域と住んでいない地域の情報が道でつながっていなければならない。
電子地図を支えるのも結局「足による調査」なのだ。

小川さんが毎日歩く距離はざっと10km。
建物や道路など住宅以外も調査対象だ。
「ここの倉庫、位置がずれている」「あぜ道が変わったな」「鉄塔の向きが違う」
「6歩でちょうど5m」正確な歩幅が地図上の細かいズレを見つけ出す。

そんな時、日本の地図を支えているという誇りを実感する。


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  1. 2008/07/14(月) 00:00:00|
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銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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