銀狐の文具稲荷

-文房具を覆う表現を剥がし愛情を込めて丁寧に貼り付けた簡素な艸菴- (Since 2007-01-04)

余録109 消えゆく「HB」鉛筆

withnews 6月28日(日)9時0分配信 にこんな記事があった。



消えゆく「HB」鉛筆 学校の主流は「2B」に トップ交代の理由


三菱鉛筆ハイユニシリーズimg1

三菱鉛筆ハイユニシリーズimg2



「基準となる鉛筆」とされている「HB」のシェアが低下しています。
20年ほど前は全体の半数ほどを占めて首位だったのが、
今では2~3割にまで下がり、より芯が柔らかい「2B」がトップに。

理由のひとつとして、子どもの筆圧が下がっていることが挙げられています。



ここ20年でシェアが逆転

 鉛筆のシェアの大部分は「三菱鉛筆」と「トンボ鉛筆」の2社が占めています。
トンボ鉛筆によると、1999年と2014年で比較した場合、HBは44%から31%に下がり、
2Bは22%から37%に増えました。

三菱鉛筆の場合は1994年と2014年を比較して、HBは5割から2割に減り、
2Bは2割から4割に増えているので、ほぼ同じ傾向であることがわかります。
.

HBと2Bの違いは?

 そもそも、HBと2Bは何が違うのでしょうか? 

鉛筆のJIS規格は、芯の硬さに応じて17種類が規定されています。
芯が柔らかいものから順に
6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9Hとなります。

柔らかいほど字が太く濃くなり、硬いほど折れにくくシャープな線をひくことができます。
三菱鉛筆ではJIS規格とは別に、10Hから10Bまで22種類のラインナップをそろえています。

 Bは「ブラック=黒い」、Hは「ハード=かたい」の略です。
中心にあるFは「ファーム=しっかりした」で、
HとHBの中間の濃さと硬さとして作られた比較的新しい規格です。

Fよりも古くからあるHBは、その名前からも明らかなように濃さと硬さの中間として
「基準になる鉛筆」と位置づけられてきました。
戦時中は「中庸」と呼ばれ、現在も選挙の記名やマークシート式のテストではHBが主に使われています。
.

筆圧低下が一因か

 なぜ、鉛筆の主流はHBから2Bへと変わったのか? 
その理由のひとつとして、鉛筆を主に使う小学校での変化があります。
入学時に「2BもしくはB」と指定する学校が増えているのです。

 文部科学省によると、使用する鉛筆の硬度について指定や推奨はしておらず、
「教育委員会や学校が個別に行っているのでは」とのことでした。

 ホームページ上で「2BまたはB」と指定している小学校に取材したところ、
「児童の筆圧が下がっていて、字を丁寧に書く子が増えている」ことを理由に挙げました。

実際、三菱鉛筆が実施したアンケート結果によると、感触として濃く書ける鉛筆の方が評価が高いそうです。
今どきの子どもたちにとっては、HBよりも2Bの方が使いやすいと受け止められているようです。

 三菱鉛筆の広報担当・神崎由依子さんは「入学時に2Bの鉛筆を購入し、
そのまま高学年になってからも使い続ける人が増えているのではないでしょうか」と話します。

 書きごごちは、芯の硬度や筆圧だけでなく、温度や湿度、
どんな紙に書くかといった条件次第で変わってきます。
気温が高い沖縄県や、硬筆書写が盛んな埼玉県では、
昔から芯が柔らかい鉛筆が好まれるなど地域差もあるそうです。

 三菱鉛筆やトンボ鉛筆では、多くの商品ラインナップをそろえることで、
年齢や使用状況に応じた使い分けを提案しています。
.

メーカーは悲観的?

 主役がHBから2Bに交代したことについて、メーカー側はどう考えているのか? 
トンボ鉛筆の広報担当者はこう話します。

 「鉛筆の出荷量が減った背景には、
銀行や役所、オフィスなどで使う機会が減ったことがあります。

つまり、相対的に教育現場が中心となってきたために、HBから2Bへ移行しているのです。
これからも鉛筆が『子どもたちが最初に触れる筆記用具』でありつづけるために、
使う側のニーズに合わせた良質な鉛筆を作り続けていきたいと思います」

 子ども時代にHBに慣れ親しんだ世代にとっては驚くべき変化ですが、
時代の流れに適用した結果のようです。



同じような内容をTVでやっていたような・・・・・。



332379_LL1.jpg



確かに小学生の低学年の頃、2Bとかを使っていたなぁ。
たぶん学校が推奨していたんじゃなかったかな?
私も筆圧が弱いので、HBより、2Bくらいの方が書きやすい。

ただ、小指側手刀の部分とノートが、やけに黒くなる。
ノートも片側を筆記して閉じて、次の授業で使おうと開くと、
使用していない真っ白なページが黒くなっていて、
テンションが下がった記憶がある。

いつしかHBを使うようになり、
シャープペンシルと出会う。

これがまた少年の心を鷲掴みにしてくれた。
0.9mmから始まって今では0.3mmを愛用する。
いたずらに細字を愛するようになっていった。

シャープペンシルとの出会いが少年を鉛筆から遠ざけた。


鉛筆やシャープペンシルの進化にノートの紙は追いついていなかったような・・・・。
シャープペンシルで書くと、紙がペリッと剥けるような粗紙だった気がする。
現在の上質紙とは、全く違う紙だった。

鉛筆も少し硬くなったんじゃないのかなぁ?
私が少年時代のHBと今のHB・・・・。
違うように感じるが、根拠がないので止めておこう。



高校時代、製図なんかの授業で、鉛筆を平らに削った記憶もある。
粗めのペーパーに芯を擦りつけて削ったものだ。

HBではなくてFを使っている友人を見たら意味もなく格好いい!と思った。


鉛筆は削った時の木の匂い。
お袋がカミソリで削ってくれた鉛筆。
これに尽きる。

余録002



ま、鉛筆を今も使ってくれるんだから、いいじゃねか。







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  1. 2015/07/27(月) 00:00:00|
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銀狐

Author:銀狐
雲の近くで紙と筆。本と工藝。
旅・食・美・創・観に魅せられ
鳥・虫・石・艸・風と交わり 閑暇を纏う。

強烈な文具好き。
LAMYとrotringの熱烈な信者であり、
montblancに憧れ、pelikanを愛し、
moleskineを人生のパートナーに迎え、
RHODIAを愛人にして、
Rollbahnと浮き名を流す。

burlingtonにトラベラーズノートと
ファーバーカステルを詰め、
PerkerとfILOFAXを広げた所が書斎。

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