このプロフィットとの出会いが、私をモンブラン マイスターシュテュック 149 へと
引き会わせてくれた。
おかげで、ツンデレの独才媛に今もってデレデレなのだから。
感謝しなければ。
モンブランばかり使っていたときに、
このセーラーはどこかにお嫁入りさせようかなぁ〜と、思ったこともあった。
(少しは良い金額で取ってくれるだろうと・・・・)
なんだけど、やめた!
この子のおかげで、149との生活もある。
149とは対極に存在するペン先。
時たま右手が戸惑うが、日記等に活躍してくれている。
ちょうど洗浄し、乾燥も済ませたところなので、
5周年の記念に写真を撮ってみる。

あまり連れ歩いていないので、傷は見当たらない。
「箱入り娘」なのよ。
そしてこの子は聞き分けの良い子でね。
最初から書き癖もなく、従順なペン先だった。
(調整をしないとなつかないジャジャ馬の149達とは大違い)
そういう所も日本製なのかなぁ〜

149のように大ぶりのペン先は迫力で、
濃い(表現が正しいかどうか)金色は、高級感を漂わせる。
そうして見るからに圧倒させていながら、
柔らかく筆のように追随するペン先は少々拍子抜けする。
モンブランやデルタとは異なる個性を持つ巨大な黒鯨は、
1日の終わりを締めくくるにふさわしい癒やしの筆だ。
セーラー万年筆はこちらへ。


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- 2012/05/17(木) 00:00:00|
- ペン(万年筆)
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『よむ、詠む、読む』=高橋睦郎・著
(新潮社・1680円)
平生則辞世、詩人の覚悟
詩人が折々のエッセイで綴った日本文学史。
書下ろしではないから一貫した構成があるわけではないが、それがかえって読み易く面白い。
表題の「よむ、詠む、読む」の「よむ」は、言葉がもと「呼ぶ」
つまりあの世の魂を呼ぶ機能によって成り立ったことによる。
それを一つの作品として形にするのが「詠む」であり、その作品を読者が享受するのが「読む」である。
この三つの「よむ」が詩人の営みをあらわしている。
いかにも詩人らしい深い考察であり、この考察によって文学のはじまりの幕があく。
『古事記』『万葉集』『源氏物語』から、和歌、漢詩、俳句、能、浄瑠璃、歌舞伎に至るまで。
それぞれの本質が語られていく。
面白いところは随所にあるが、とりわけて面白いのは「源氏」の六条御息所。
彼女の生霊は光源氏の愛人夕顔、本妻葵の上を殺し、その死霊は女三宮、紫の上にも祟った。
しかしなぜか、源氏のもっとも深く愛した藤壺には祟らなかった。
その謎が、『古事記』における神話の構造分析を援用しながら見事に解かれる。
面白いところは他にもある。
中国文化が日本に与えた影響ははかり知れないが、
ここでは江戸時代の俳人蕪村がいかに漢詩の手法を利用して、その独特の作品をつくったかが語られる。
そのなかにこういう一節がある。
中国の詩歌文芸が表現されたもの自体を重視するのに対して、日本の詩歌文芸は、
表現されたものとものとのあいだにある空間、「間」を重視してきた。
これだけではわかりにくいかも知れない。
しかし漢詩、俳諧をとり交ぜてつくられた蕪村の作品を見れば、
いくつかの形式を重ねるその「間」が美しい余韻となって読者の心に響いてくることは明確である。
話はなにも蕪村にかぎったことでも、詩歌にかぎったことでもない。
日本文化のさまざまな分野で「間」が重要な働きをしていることはあきらかである。
それを中国文芸に接した日本人がおのれのオリジナリティのなさを感じて、
逆に「間」をつくることによって自己のオリジナリティをつくったというところにユニークな見方があり、
詩人のすぐれた直感の洞察がある。
圧巻なのは最終章の「平生則辞世」である。
イタリアのアルピーノでの講演速記を補筆した短いエッセイであるが、
ここで著者は、詩人たちの辞世を論じて、大津皇子、柿本人麻呂、西行、芭蕉、正岡子規の五人の人生にふれる。
芭蕉の辞世は「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」。
しかし一方芭蕉自身はこの句を辞世とは思っていなかったらしい。
というのは芭蕉の病床に付き添う弟子が辞世を求めたところ、その必要はない、
自分は平生から一句一句辞世のつもりで詠んでいると答えたからである。
平生則辞世。
五人の詩人の辞世を読みながら、著者自身の到達した結論は、これである。
そしてそれは、共和制の崩壊しつつあるローマ時代にここアルピーノで生きたキケロにも通じ、
同時に地球全体の危機が叫ばれている今日の時代に生きる自分にも通じる。
毎日が生涯最後の日、世界終焉の日のつもりで生きる。一生懸命書く。それが生きることの意味だから。
最後に著者は一人の詩人として自分の作品を挙げる。
「平生則辞世」の一編として。著者にとって詩を書くことこそが生きる意味であった。
その詩人の覚悟が胸をうつ。
昔、全日空機墜落事故が発生した際、乗り合わせていた小学6年生の少女の
作文がテレビで紹介されていたことを覚えている。
タイトルは、「一日一生涯」。
明日死ぬなら今日をどう生きれば良いのか?
何も出来ないかもしれないが、一生懸命に生きることは出来る。
そうすれば、何かしら良いことが起こるかもしれない。
そう記されていた。
20代の私は頭を殴られたような感覚を覚えた。
まだ幼い彼女がその境地にたどり着き何を見たのだろうか?
また、早くに一生をとじてしまったこと。
もしこの世とあの世が存在して、この世に人は修行に来ているのであれば、
悟りを開いた彼女を、「もう修行はせんでよろしい」と、
早々に修行を終わらせてもらえたからかもしれない。
欲にまみれた私からは想像もつかない。
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- 2012/05/14(月) 00:00:00|
- 余録
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ピュアモルト・オークウッド・プレミアム・エディション 4機能テトラペン

【商品特長】
■熟成したウィスキー樽材をペン軸に再利用
150年の歴史を刻んだ良質なウイスキー樽(オーク材)をペン軸に再利用しています。
ウイスキー樽に使われるのは、樹齢およそ100年のオーク材。
樽に生まれ変わって原酒の熟成を繰り返すうちに色・香りが出尽くし、
50年程でその寿命を終えます。
しかし、木材としては非常に頑強で十分な利用価値があることから、
当社ではこれを丁寧に削り出し、ペン軸に加工しています。
天然素材ならではの風合があり、使うほどに手に馴染み味わい深さが増していきます。
良い材料を再利用して長く使うという点で、環境保護にも貢献できる商品です。
■4機能の多機能ペン
一つの軸に油性ボールペン3色(黒・赤・青)とシャープペンの4機能が搭載された、
主に社会人に人気の高い多機能ペンとなっております。
■木目を厳選し高級感のあるデザインで、ギフトにも最適
今回の商品は、「ピュアモルトシリーズ」の中でもデザインの
細部にいたるまで仕上がりにこだわった上位バージョン“oak wood premium edition”です。
軸本体には木目を特に厳選した樽材を採用。特殊な塗装を施し、
気品と風格を感じさせるオフブラックに仕上げました。
永くお使いいただける高級感のある商品に仕上がっていますので、
これからの季節、新学生・新社会人へのギフトとしても最適です。
ブランド名の「ピュアモルト」は、ペン軸にピュアモルトウィスキーに
使用されている樽材を再利用していることにちなんだネーミングとなっています。
「ピュアモルト 多機能ペン」の初年度販売目標は、約1億円を見込んでいます。
【商品概要】
■商品名:ピュアモルト 多機能ペン
■品 名:MSE4-5025
■インク色:黒、赤、青
■ボール径:0.7mm
■替 芯:SE-7 84円(本体価格80円)
■シャープペン芯径:0.5mm
■価 格:5,250円(本体価格5,000円)
●替芯:SE-7
●機構:振り子ノック式
●シャープ消しゴム:G
●サイズ:軸径14.1×厚さ16.0×全長140.6mm
●重量:35.0g
●材質:先軸/ウイスキー熟成後の樽を再加工
後軸/ブラス+クロムメッキ












先日引退をした、LAMY2000 4penの代わりに採用した。
もちろんLAMY2000 4penは予備として新品をストックしている。
もう一度という考えもあったのだが、
今回は違ったマルチペンを採用することとした。
いくら繋ぎ目が分からないくらい精密に造られたとしても、
(LAMY2000のように7年も使えれば上等なんだけどね)
プラスチックの本体では長期の使用に摩耗等の影響が出るのかな。と、
この度は耐久性にもこだわってみた。
金属製のペンとしては、LAMYのスイフトやティポが現役。
パイロットのレグノやS20のような木軸も好印象なことから、
ジェットストリームインサイドもリリースした三菱ピュアモルトシリーズに
白羽の矢を立ててみた。
ピュアモルトと一言で言っても様々な種類がある。
まず、私の生活の中でマルチペンは3色以上が必要。
この、最低条件一つで4機能テトラペンが採用された。
黒い箱の中にコルクをくり抜いたペン型の中に納められている。

ジェットストリームインサイドとは対照的に、
モルトの木軸以外は、シルバーメッキが施され
見方によるとややレトロな印象を漂わせている。

金属とオーク材で非常に堅牢な印象を受ける。
長期の使用に耐えてくれそうだ。

パイロット レグノシリーズは木軸は綺麗に研磨されて、
ツルツルなのだが、このピュアモルトの木軸は、
木の凹凸が感じられるくらいのラフな造りになっている。
ヌメ革の血管や傷の跡が残るようなもので、
その方が木軸として自然な印象がある。
しかし、5,000円の品だ。もう少し丁寧に研磨しても良いのじゃないかな。
実際に握ってみると、重心はペン中央部分にある。
金属メッキの重さなのだろうか。
ペン先より上に来ており、人差し指の付け根に座るように重心が乗っかってくる。
ペンの先が重いとか軽いとか、いうようなものではなく、
ペン全体に均等に重さが分散している感じを受ける。
リフィルの色を変える際にペンを回転(振り子を回転させるため)させると、
チャラチャラと軽い音がする。
ウッドを使用している部分の裏側には金属がシールドされている。
もちろんそれこそ強度保持の上で重要なのだが、
その金属部分にリフィルやシャープペンシルユニットが触れるようだ。
何ともチープでちゃちに聞こえてしまう。
商品名にプレミアムを冠するのであれば、
もう少しこだわって作っても良いのではないかな。
これは、日本製だよね。
LAMYをはじめとする独筆記具がやっぱり凄すぎると受け取った方が良いのか。
その方があきらめが付いて、精神衛生上よろしいかと。
ピュアモルトシリーズはこちらで。




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- 2012/05/10(木) 00:00:00|
- ペン(マルチペン)
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